キジしろ文庫

ミステリーや文芸小説、啓発書などの感想やレビュー、エンタメや暮らしの体験と発見をおすすめ・紹介!

岸本佐知子「ねにもつタイプ」

あらまし

 コアラの鼻の材質。郵便局での決闘。ちょんまげの起源。新たなるオリンピック競技の提案。「ホッホグルグル」の謎。パン屋さんとの文通。矢吹ジョーの口から出るものの正体。「猫マッサージ屋」開業の野望。バンドエイドとの正しい闘い方―。奇想、妄想たくましく、リズミカルな名文で綴るエッセイ集。読んでも一ミクロンの役にも立たず、教養もいっさい増えないこと請け合いです。 (文庫本裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:★★★星3

 他人には言えない秘密の妄想は、息苦しさもあるが、どこか謎めき嬉々となる。読みやすさや挿し絵も含め、こころを癒し、ほぐしてくれる。「じんかん」「フェアリーランドの陰謀」「生きる」がとくに、おもしろかった。(2019.12)

では、また!