キジしろ文庫

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有栖川有栖「月光ゲーム」

あらまし

 本書は、閉ざされた空間で連続して起こる殺人事件がメインテーマである。第一の死体の傍らにYと記されたダイイングメッセージが残されており、そこから「Yの悲劇’88」というきわめて魅力的な問題が生まれてくる。結末近くには型通り読者への挑戦状が挿入されており、クイーン・タイプの謎解きミステリを愛する読者には(かく言う筆者はもとより)格好の贈り物といえよう。-鮎川哲也 (文庫本裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:星1

 抑揚のない無味無臭の事象が羅列してあるクイズやパズルに答えるよう。動機やトリックに大きな意味はない。

 なので、砂を噛むようで感動も空しさも何も湧かない。しかし、求めるものが本格推理と言われればそれまで。(2019.12)

では、また!