キジしろ文庫

ミステリーや文芸小説、啓発書などの感想やレビュー、エンタメや暮らしの体験と発見をおすすめ・紹介!

野﨑まど「know」

あらまし

 超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。それは、世界が変わる4日間の始まりだった― (文庫本裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:星1

 常人には理解不能再生医療の技術進歩があったとはいえ、またジュブナイルとはいえ、「知る」のために命を粗末に扱うところとか、知識・情報から帰納的に求まらない創造や感性、人間の不条理といったものがスルーされる都合の良さとか、世界観が浅く狭く子供じみた夢想を聞かされた気分でした。

 まあそこはSFでファンタジーラノベなんです、と言われればそれまでですが。(2019.12)

では、また!