森博嗣「私たちは生きているのか?」
あらまし
富の谷。「行ったが最後、誰も戻ってこない」と言われ、警察も立ち入らない閉ざされた場所。そこにフランスの博覧会から脱走したウォーカロンたちが潜んでいるという情報を得たハギリは、ウグイ、アネバネと共にアフリカ南端にあるその地を訪問した。富の谷にある巨大な岩を穿って造られた地下都市で、ハギリらは新しい生のあり方を体験する。知性が提示する実存の物語。(文庫本裏表紙より)
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よみおえて、おもうこと
雑感・私見レビュー:★★★★★星5
溜息しかでない。生命の概念など、すべての根底がくつがえされるようで、ものやヒトの見方、考え方がかわってしまう。しかし、その次を、ここでは考えている。ひとつのシミュレーションだったとしても。うちのめされた感じです。(2019.10)