キジしろ文庫

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谷川流「涼宮ハルヒの驚愕」(前)(後)

あらまし

 SOS団の最終防衛ラインにして、その信頼性の高さは俺の精神安定に欠かさざる存在であるところの長門が伏せっているだと?原因はあの宇宙人別バージョン女らしいんだが、そいつが堂々と目の前に現れやがったのには開いた口も塞がらない心持だ。どうやら、こいつを始めとしたSOS団もどきな連中は俺に敵認定されたいらしいな。上等だ、俺の怒髪は天どころか、とっくに月軌道を超えちまってるんだぜ?待望のシリーズ第10巻!(文庫本(角川スニーカー文庫)裏表紙より)

 

 団長閣下による難関極まりないSOS団入団試験を突破する一年生がいるとは思わなかったが、俺に押しつけられた「雑用係」という不本意な肩書を譲渡できる人員を得た幸運を噛みしめる、何のはばかりもないはずだ。なのに、ハルヒ同席のあのぎこちない再開以来、佐々木たちが顔を見せていないことが妙に引っかかるのはどうしてかね。類稀なる経験に裏打ちされた我が第六感は、何を伝えたいんだ?圧巻のシリーズ第11巻!(文庫本(角川スニーカー文庫)裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:星1

 ヒーローとは無縁のかつての、受け身、虚無感、人生を半身に構えるなどし、ひとりよがりを演じてきたキョンの成長がある。それは、友情・勇気・熱意・行動などなど。

 さらに、ハルヒが無意識に思うところには、このようなキョンの成長だけでなく、読者の成長も描かれているのかもしれない。(2019.12)

 では、また!