キジしろ文庫

ミステリーや文芸小説、啓発書などの感想やレビュー、エンタメや暮らしの体験と発見をおすすめ・紹介!

平坂読「僕は友達が少ない」

あらまし

 学校で浮いている羽瀬川小鷹は、ある時いつも不機嫌そうな美少女の三日月夜空が一人で楽しげに喋っているのを目撃する。「もしかして幽霊とか見える人?」「友達と話していただけだ。エア友達と!」「(駄目だこいつ…)」小鷹は夜空とどうすれば友達が出来るか話し合うのだが、夜空は無駄な行動力で友達作りを目指す残念な部まで作ってしまう。しかも何を間違ったか続々と残念な美少女達が入部してきて―。みんなでギャルゲーをやったりプールに行ったり演劇をやったり色々と迷走気味な彼らは本当に友達を作れるのか?アレげだけどやけに楽しい残念系青春ラブコメディ誕生。 (文庫本裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:星1

《以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。》

 サイテーな刺激、直情な脊髄反射が主となっています。このように、本能をさらけ出しても、つかずはなれずいるという(ありえない)、勝手な友達空想を描き、その夢をかなえてしまう、まるでゲームにはまるような感覚がする本なのだと想いました。なので、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」とは似て非なるものでした。

・言葉:平気で蔑み傷つけ合う会話のかずかず

・暴力:残虐な行いを喜んで興じるRPGゲーム

・裸:風呂から裸でかけよる、美少女厨二病の妹

・性:金髪巨乳ツンデレ美少女の女子高生が部室でギャルゲー・エロゲーしまくり、しかもそのシーンをリアルで無理矢理読み上げ、当人を思わせるレイプばかりの脚本づくり。

 なお、11巻まであるようです、キャラも加わり、混乱、騒動、驚きを繰り返すなか、主人公と美少女たちがもつれあいながら、恋愛や友人といった人間関係をつくりあげていくようです。(2020.07)

 では、また!