キジしろ文庫

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クルマの天上内装の垂れ下がり

 驚嘆、動転、茫然!

 クルマも長く使われると(21年)、こんなことになるのかと驚きました。

 それは、クルマの天上内装が垂れ下がってしまったのです。ほぼ天上全体にわたる範囲で、中央部では15cmくらい垂れ下がってしまい、まるで幌馬車のホロのようです。

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 困惑、迷走!

 さて、明らかな異常なので、ディーラーに持っていけば、すぐに何とかなると思いきや、そうではありませんでした。「天井ボード(裏あて材のようなもの?)とセットで交換になる。10万円はかかる。高額なので、内装のできる修理店をお薦めしている。都内なら△△とか、あとはネットで検索してもらうとか。人によっては、画鋲でとめていたりしている。」

 ここまで言われてしまいましたので、この場はいったん引き取り、帰り際、オートバックスに立ち寄り、相談しました。「セット交換になる。材料費が・・・。」

 どうやら、迷路に入り込んだようです。

 暗中模索!

 そこで、気を取り直して、ネット検索しました。以下がわかりはじめたことから、若干、落ち着きを取り戻しました。

①このような現象は、どうやら、クルマを長く使用していると、繰り返しの温度や湿度変化によって起こりやすいものらしく、そこそこ事例がある。

②修理店での補修方法は、天上部にある天上ボードはそのまま利用し新たな生地を貼り付ける方法、らしい。

③同様事象の補修をする修理店は、ほどほどある、らしい。

④とある修理店のHPでは、補修費用12万円とある。

 そこで、この修理だけの遠出は避けたいので、実績がありそうな近隣の修理店を探し出し、さっそくTELし、車種型式などを伝えました。「生地の張り替え補修をして、12万円かかる。いったん取り外しの際に、古いプラスチック部の破損もあるかもしれない。」

 依然、出口が見えません。

 一陽来復

 さらに気を取り直して、少し脚を延ばすことにして、再度探し出しました。ここで決着をしました。予約をしました。

 以下、問い合わせ時の、お店側からの丁寧なお答えに、安堵もしました。

・垂れ下がりの原因は、天井ボードと生地の間のウレタンスポンジが加水分解により粉状又はベタベタに溶けた状態になってしまったため。

・そのため、現状の生地の再利用が出来ないことと衛生上の観点から、新しい天井専用生地への張り替えとなる。

・作業は車内からボード(ルーフライニング)を一旦取り出し、劣化したスポンジや接着剤を綺麗に除去した上で新たな生地を貼り付け、車内に戻し取り付ける。

・純正と同じ生地は入手できないので、来店時に汎用生地から選んでもらう。

・作業には1泊2日がかかる。クルマの持ち込みが必要。

・費用は、約8,0000円(税込み)。

 このようにして、クルマは、無事キレイに復旧できました。

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 なお、車両を持ち込みの際、お店では、偶然にも同様の補修作業をしておりまして、手慣れていることを実感しました。

 ゆでガエル!

 そういえば、ここ数年、以下の対処療法を繰り返しており、ゴム、プラスチック、ウレタン、接着剤、塗料などの化石材料製品の経年劣化が進んでいるサインに、気づけませんでした。クルマといえども老朽化は不可避ですし、限界もあるでしょう。今後、大きなトラブルに巻き込まれる前に、未然に何か手を打たなければと思いました。

(1)2~3年前、フロントガラス窓枠ゴムが劣化し、ひび割れや剥がれが多数発生。

⇒ディーラーは、水漏れなど問題ないとのことでしたが、さすがに見栄えが悪いので取り換えました。(¥数万円)

(2)ここ1~2年、サンバイザー・ドアの内貼り・ハンドルクラクション表面などで、ベタツキが発生し、特に夏になると激しくなってきました。

⇒車検の際、ディーラーからは、内側から滲みだしているので、極力拭き取ったとのこと。残置。

(3)最近、後部座席用灰皿のプラスチック部破損

⇒普通に引っ張っただけなのに。残置。

 なお、エンジン・ブレーキ・ハンドル操作など基本性能の異常は皆無です。

(2021.11)

CM 

 最後までおつきあい頂きましてありがとうございました。

では、また!