キジしろ文庫

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さーたり、中山哲夫「感染症とワクチンについて専門家の父に聞いてみた」

あらまし

 世界を席巻している感染症の波。なんとかこの難局を乗り越えたいけど、そもそも相手のことがよくわからない。外科医で漫画家・3児の母であるさーたりが、ウィルス学の専門家である父へ単刀直入に聞いてみた!ロタ、ヒブ、風疹、麻疹、おたふくかぜ・・・幼児期に必ず受けた予防接種でよく聞く感染症ウィルスも登場。(単行本裏表紙より)

 よみおえて、おもうこと

 雑感・私見レビュー:星1 

《以下、ネタバレを含みます。ご注意ください。》

・本書では、さまざまな感染症とワクチンについて、歴史をまじえて、症状と治療法、試行錯誤の研究開発、効果や副反応、政治や社会との関わりなどが、マンガを使って、親しみやすく・わかりやすく解説してくれています。以下、本書で取り上げた病気です。

 麻疹と風疹、おたふくと水痘、結核、ロタウィルス、ポリオ、DPT、インフルエンザ菌と肺炎球菌、インフルエンザ、新型コロナウィルス

・日常つきあうことの少ない分野でしたので、体系的な知識や整理された事実に基づいているので、広く浅く、手早く身に付けたい場合には、まとまった手頃なものだと思いました。

・とくに、新型コロナウィルスのワクチン接種について、一人ひとりが正しく判断するためには、安易な伝聞や勝手な思い込みによるのではなく、このような類似事例といった客観的な知識を備えることが、不可欠なのだと思いました。

(2021.03)

 では、また!