キジしろ文庫

ミステリーや文芸小説、啓発書などの感想やレビュー、エンタメや暮らしの体験と発見をおすすめ・紹介!

「7つの習慣」編集部「13歳から分かる!7つの習慣 自分を変えるレッスン」

あらまし テレビ、SNSで話題のビジネス書『7つの習慣』に超入門書が登場!!ストーリーと授業形式で学ぶ、成功と幸せを手にする方法。 第1の習慣 主体的である 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める 第3の習慣 最優先事項を優先する 第4の習慣 Win-Winを…

ディケンズ「クリスマス・キャロル」

あらまし クリスマス前夜、けちで気むずかしいスクルージの前に現れた3人の幽霊たちは、過去・現在・未来を見せてくれたのですが…。19世紀イギリスのクリスマスをいきいきと伝える物語。小学5・6年以上。(文庫本裏表紙より) (function(b,c,f,g,a,d,e){b.Mo…

オー・ヘンリー「賢者の贈り物」 オー・ヘンリー傑作集1

あらまし 1ドル87セント。クリスマスを翌日に控え、若妻デラが愛する夫へのプレゼントに費やせるのは、たったこれだけ。でも、夫にどうしても価値のある贈り物をしたい。デラは、自慢の髪を売る決心をする―(「賢者の贈り物」)。アメリカ文学史上、屈指の短編…

村上たかし「ピノ:PINO」

あらまし 「ボクハ・・・ボクとシテ お母さんに愛されてみたカッタ・・・・・・」 世界で初のシンギュラリティ(人間の知能を超える)に到達した AI「PINO」を搭載した量産型人型ロボットのピノ。 とある貧民街に、認知症を患うおばあさんを介護するピ…

スタンダール「赤と黒」(下)

あらまし 召使の密告で職を追われたジュリヤンは、ラ・モール侯爵の秘書となり令嬢マチルドと強引に結婚し社交界に出入りする。長年の願望であった権力の獲得と高職に一歩近づいたと思われたとたん、レーナル夫人の手紙が舞いこむ……。実在の事件をモデルに、…

スタンダール「赤と黒」(上)

あらまし 製材小屋のせがれとして生れ、父や兄から絶えず虐待され、暗い日々を送るジュリヤン・ソレル。彼は華奢な体つきとデリケートな美貌の持主だが、不屈の強靱な意志を内に秘め、町を支配するブルジョアに対する激しい憎悪の念に燃えていた。僧侶になっ…

サン=テグジュペリ「星の王子さま」

あらまし 砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十…

アーシュラ・K・ル・グィン「さいはての島へ ゲド戦記3」

あらまし ゲドのもとに、ある国の王子が知らせをもってきた。魔法の力が衰え、人々は無気力になり、死の訪れを待っているようだという。いったい何者のしわざか。ゲドと王子は敵を求めて旅立つが、その正体はわからない。ゲドは覚悟を決める。中学以上。(文…

ジェイン・オースティン「高慢と偏見」(下)

あらまし 「世界一高慢でいやなやつ」と思われていたダーシーの、別人のような丁重な態度に驚き戸惑うエリザベス。一度プロポーズを断わった私に…。妹リディアの不始末、ダーシーの決然とした行動、キャサリン・ド・バーグ夫人の横車…。エスプリあふれる笑い…

ジェイン・オースティン「高慢と偏見」(上)

あらまし 元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ…

カズオ・イシグロ「日の名残り」

あらまし 品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議…

ジョージ・オーウェル「動物農場」

あらまし 飲んだくれの農場主ジョーンズを追い出した動物たちは、すべての動物は平等という理想を実現した「動物農場」を設立した。守るべき戒律を定め、動物主義の実践に励んだ。農場は共和国となり、知力に優れたブタが大統領に選ばれたが、指導者であるブ…

ディケンズ「二都物語」(下)

あらまし ルーシーと結ばれロンドンで幸せな家庭を築いたダーネイだが、元の使用人を救うべくパリに舞い戻るや、血に飢えた革命勢力に逮捕されてしまう。彼の窮地を救うため、弁護士カートンは恐るべき決断を下す…。時代のうねりの中で愛と信念を貫く男女を…

ディケンズ「二都物語」(上)

あらまし スパイ容疑で逮捕されたフランス亡命貴族のロンドンでの裁判。とある医師の娘が証人となり、弁護士の奇策もあって被告は罪を免れる。一方パリの居酒屋では血腥い計画が着々と練られ…。二つの首都の間で絡み合った因縁の糸が解けていくなか、革命の…

ヘッセ「デミアン」

あらまし ラテン語学校に通う10歳の私、シンクレールは、不良少年ににらまれまいとして言った心にもない嘘によって、不幸な事件を招いてしまう。私をその苦境から救ってくれた友人のデミアンは、明るく正しい父母の世界とは別の、私自身が漠然と憧れていた第…

亀山郁夫「ドストエフスキー『罪と罰』2013年12月(NHK100分de名著)」

あらまし 切り離された者たちへ 観念から生命へー新たな物語が始まる。 (本書表紙より) (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=…

アーシュラ・K・ル・グィン「こわれた腕環 ゲド戦記2」

あらまし ゲドが<影>と戦ってから数年後、アースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない。ゲドは、平和をもたらす力をもつエレス・アクベの腕環を求めて、アチュアンの墓所へおもむき、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の少女アルハと出会う。中学以上。(文…

ヴォルテール「カンディード」

あらまし 楽園のような故郷を追放された若者カンディード。恩師パングロスの「すべては最善である」の教えを胸に、リスボンの大地震、戦乱、盗賊や海賊の襲撃など、度重なる災難に立ち向かうのだが…。18世紀啓蒙思想家ヴォルテールの代表作。「リスボン大震…

E・ブロンテ「嵐が丘」(下)

あらまし ヒースクリフはリントン家の娘イザベラを誘惑し結婚する。一方、キャサリンは錯乱の末、娘を出産して息絶える。キャサリンの兄ヒンドリーもヒースクリフに全財産を奪われてしまう。ついに嵐が丘を我が物としたヒースクリフだが、その復讐の手は次の…

カズオ・イシグロ「わたしを離さないで」

あらまし 優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼…

土の脉潤い起こる

多蔵厚亡! iDeCo(個人型確定拠出年金)は、将来を漠然と考え、そして周囲の奨めもあり、さらに、掛金の所得控除や運用益の非課税などのうたい文句にのせられて、ホイホイと加入していました。しかし、①受給は60歳以降、②途中解約ほぼ不可といった厳…

E・ブロンテ「嵐が丘」(上)

あらまし ヨークシャの荒野に立つ屋敷<嵐が丘>。その主人が連れ帰ったヒースクリフは、屋敷の娘キャサリンに恋をする。しかしキャサリンは隣家の息子と結婚、ヒースクリフは失意のなか失踪する。数年後、彼は莫大な財産を手に戻ってきた。自分を虐げた者へ…

ジェームズ・レッドフィールド「聖なる予言」

あらまし 南米ペルーの森林で、古代文書が発見された。そこには、人類永遠の神秘、魂の意味に触れた深遠な九つの知恵が記されているという。私は、なにかに導かれるように、ペルー行きの飛行機に飛び乗った。偶然とは思えないさまざまな出逢いのなかで一つず…

魚氷に上る

酔生夢死! 立春を過ぎて、まもなく暦では、雨水をむかえます。鉢植えのチューリップを楽しみにしているのですが、まだまだ大きくなりません。小春日和のような暖かさがあっても、大局を見失うことはなさそうです。 そんななか、壊れたまましばらく放ってお…

亀山郁夫「ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』2021年11月(NHK100分de名著)」

あらまし 終わらない物語を読み通す。 「四つの層」と「第二の小説」読者をいざなう二つのカギとは? 綴られる恋愛・欲望・信仰・黙過・使嗾、そして殺意。物語の背景にある「拝金主義」と「二枚舌」-。重層的な人間の深層を描き出すロシア文学の金字塔を平…

ヘッセ「車輪の下で」

あらまし 周囲の期待を一身に背負い猛勉強の末、神学校に合格したハンス。しかし厳しい学校生活になじめず、学業からも落ちこぼれ、故郷で機械工として新たな人生を始める……。地方出身の一人の優等生が、思春期の孤独と苦しみの果てに破滅へと至る姿を描いた…

ジェイムズ・P・ホーガン「内なる宇宙」(下)

あらまし ある日突然人格が他者のものとすり替わってしまう―いたるところで奇異な現象が多発するジェヴレン社会に、ハント博士らは直面した。人格変容の起こった者はアヤトラと呼ばれ、新興宗教の活動家となるか、発狂してしまう。だがそれは精神異常の類で…

ジェイムズ・P・ホーガン「内なる宇宙」(上)

あらまし 架空戦争に敗れた惑星ジェヴレン。その全土を管理/運営する超電子頭脳ジェヴェツクスは、一方で人々を架空世界浸けにし、政治宗教団体の乱立を助長していた。一指導者による惑星規模の大プロジェクトが密かに進行するなか、進退谷まった行政側は、…

サマセット・モーム「月と六ペンス」

あらまし ある夕食会で出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十をすぎた男が、すべてを…

春を告げる

一陽来復! 小春日和のような暖かい日差しのある、うららかな午後、この時期には、おなかを空かせたメジロが顔を見せます。 目の回り白い縁取りと鮮やかな黄緑色の姿、微笑ましいさえずり、そして、数羽が戯れて飛び回り、小枝をわたるさまは、見ていてとて…