キジしろ文庫

ミステリーや文芸小説、啓発書などの感想やレビュー、エンタメや暮らしの体験と発見をおすすめ・紹介!

SF・ホラー・ファンタジー-フィリップ・K・ディック

フィリップ・K・ディック「火星のタイム・スリップ」

あらまし 水不足に苦しむ火星植民地で暮らすジャックは、イー・カンパニーの修理員として毎日ヘリコプターで各地を飛びまわっていた。ある日、修理先の酪農場をめざしているとき、火星の原住民―ブリークマンたちが砂漠で遭難しかけているとの連絡をうけ、現…

フィリップ・K・ディック「宇宙の眼」

あらまし 観測台から見下ろしていた見学者たちを、突然の災厄が襲った。陽子ビーム加速器が暴走し、60億ヴォルトの陽子ビームが無秩序に放射され、一瞬で観測台を焼き尽くしたのだ! たまたまその場にいた8人は、台が消滅したためにチェンバーの床へと投げ出…

フィリップ・K・ディック「トータル・リコール」

あらまし 夜ごと火星に行く夢を見ていたクウェールは、念願の火星旅行を実現しようと、リコール社を訪れるが……。現実と非現実の境界を描いた映画化原作「トータル・リコール」、犯罪予知が可能になった未来を描いたサスペンス「マイノリティ・リポート」(ス…

フィリップ・K・ディック「ユービック」

あらまし 1992年、予知能力者狩りを行なうべく、ジョー・チップら反予知能力者が月面に結集した。だが敵側の爆弾で、メンバーは大きなダメージを受ける。これを契機に、恐るべき時間退行現象が地球にもたらされた。あらゆるものが退化してく世界で、それを矯…

フィリップ・K・ディック「高い城の男」

あらまし アメリカ美術工芸品商会を経営するチルダンは、通商代表部の田上に平身低頭して商品の説明をしていた。ここ、サンフランシスコは、現在日本の勢力下にある。第二次大戦が枢軸国側の勝利に終わり、いまや日本とドイツの二大国家が世界を支配している…

フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」

あらまし 第三次大戦後、放射能灰に汚された地球では、生きている動物を所有することが地位の象徴となっていた。人工の電気羊しかもっていないリックは、本物の動物を手に入れるため、火星から逃亡してきた〈奴隷〉アンドロイド8人の首にかけられた懸賞金を…